2016年1月1日

webマーケティング資格と聞いてピンとくる人、こない人と様々でしょう。名称からインターネット関連であることは想像がつきますが、その内容がどのようなものかは分からないかもしれません。そこで、webマーケティング資格にはどのようなものがあるかをご紹介します。

webマーケティング資格を取得する前に

そもそもwebマーケティングってなに？

マーケティングとは、市場調査や宣伝広告活動、効果検証をすることをいい、これらは戦略を立てた上で行われます。

市場調査とは、アンケートやポイントカードの導入、座談会やモニター募集などを用い、年齢や性別、家族構成などの所属グループごとのデータを集め、お客様が求めているものを調べることです。

宣伝広告活動は、市場調査をもとに商品を売るための活動です。CMや新聞広告などがそれにあたります。市場調査と宣伝活動をした結果、商品の売り上げに結びついたかを調査するのが効果検証です。検証の結果をもとに再度戦略が練られます。

一方、webマーケティングは、webを主体に行われるマーケティングです。ネット上での市場調査、SNS、ブログ、ネット広告、自社サイトなどにより宣伝活動や顧客獲得に繋げます。

webマーケティングを実施するメリット

テレビや新聞で宣伝すると認知度はUPしますが、すぐに購買に結びつかず多額の費用が発生します。しかし、ネット広告やSNSなどに代替すると、安価で顧客を獲得できるのです。また、ネット広告は気に入れば、その場でクリックして申し込んでもらえたり、店舗に出向く必要がないため24時間購入してもらえたりするメリットがあります。

近年では、商品購入前に価格や商品情報をネットで調べてから購入するユーザーが多くなりました。ネット上で比較検討することで、自分にとってよりよい商品を選択できるのです。そのことからも売り手側だけでなく、買い手側にとってもメリットは大きいでしょう。

webマーケティング資格4選

マーケティング・ビジネス実務検定

＜年間試験回数＞A級:1回、B級:3回、C級:4回

＜試験会場＞試験日により開催地が異なる

＜受験料(税込)＞

A級:11,600円、B級:7,480円、C級:6,270円

＜レベル＞

A級:マーケティングの戦略・マネジメントレベル

B級:マーケティングのオペレーション応用レベル

C級:マーケティングのオペレーション基礎レベル

試験対策にはテキストと問題集、通信教育があります。

国際実務マーケティング協会

IMA検定

＜試験会場＞指定日時にネット環境が整った場所で一斉受験

＜受験料と受講料(税抜)＞

Professionalコース:25,000円、Standardコース:18,000円

＜レベル＞

Professionalコース: 高度な集客、成果牽引、レポーティングの実践レベル

Standardコース:マーケ概論、アクセス解析、サイト集客の基礎レベル

講習は、eラーニングで行われます。

クラウドマネージメント協会

ウェブ解析士

＜試験回数＞月に複数回

＜試験会場＞会場とオンラインのどちらかを選択

＜受験料(税込)＞

上級ウェブ解析士:88,000円(認定講座込み)、

ウェブ解析士:初回合格の場合22,000円(初回試験とテキスト代込み)

＜レベル＞

上級ウェブ解析士:お客様の経営課題に踏み込み、KPI設計からデータに基づいた根拠のある提案ができるレベル

ウェブ解析士:アクセス解析を読み取り、正しい判断ができるレベル

上級合格者にはウェブ解析士マスターの受験資格あり。ウェブ解析士のみ、テキストや模擬テストが公式サイトにあります。上級とマスターは認定講座受講が必要なため、それらはありません。

ウェブ解析士協会

統計検定

＜年間試験回数＞1～準1級:1回、2～4級:2回

＜試験会場＞全国の会場

＜受験料(税込)＞

1級:10,000円、準1級:8,000円、2級:5,000円、3級:4,000円、4級:3,000円

＜レベル＞

1級:実社会でのデータ解析を遂行する統計専門力

準1級:統計学の活用力とデータサイエンスの基礎

2級:大学基礎統計学の知識と問題解決力

3級:データ分析における重要な概念の習得

4級:データや表、グラフ、確率の基礎知識

CBT方式試験を選択すると、対応会場から選ぶことになります。

統計質保証推進協会

まとめ

webマーケティング資格には、主にマーケティング関連と解析や統計関連の資格があります。自学で受験可能なものと、受験には講座受講が必須なものがあるため、自分に必要な資格を選ぶとよいでしょう。

ご紹介したもののほかにも、数多くの資格があります。資格がないと仕事ができないというわけではありませんが、知識を広げたり、自分がどれくらいの力があるのかを確かめたりするにはよいかもしれません。