WEB
2016年2月4日
ECサイトをはじめとするウェブサイトを新たに作成する際、デザインやレイアウト、商品説明のテキストなど、複数のアイディアのなかからどれを選んだらよいのか悩むことはありませんか?
たくさんあるアイディアのなかから、ユーザーにとってはどれがベストなのかを決定したいときに役立つのがabテストです。
この記事では、abテストとはなにかについて、その活用方法や効果的な使い方についても分かりやすく解説します。
目次
まずはabテストが何を意味し、どういったものなのかについて解説します。
abテストとは、ウェブサイトや広告、電子メールなどといったデジタルマーケティングにおいて、2つの異なるバージョンを比較し、それぞれのパフォーマンスを測定する手法を指します。abテストは「A/Bテスト」とも表記されます。
デジタルマーケティングにおいて、aとbの2つのうちどちらの方が優れているかを決定する際に用いられます。
それでは、abテストがどのように使われるのか、分かりやすい例をあげてみましょう。
例えば、ウェブサイトのランディングページに2つの異なるデザイン候補があり、どちらのデザインがいいのか決めかねているとします。
デザインaをランディングページa、デザインbをランディングページbとして、2つのグループに割り当てます。
あらかじめ設定した期間において、それぞれのランディングページに対するユーザーの反応を比較し、aかbのどちらにするかを検証します。
abテストは、Google Analyticsなど無料で提供されているツールで実施することができます。
abテストがとのように使われるものなのかを解説しましたが、つぎに、実際にどのように活用するのがいいのかを見ていきましょう。
abテストはウェブサイトやメールなどだけでなく、顧客への提案資料など、多くのものを対象としてテストすることができます。これは大きなメリットではあるものの、時間には限りがあるため、気になるすべての要素をテストすることは非現実的です。
そのため、abテストを効果的に活用する方法を考える必要があります。
abテストは2つのものを比較し検証するものです。ウェブサイトのアクセス数を改善したいが、そもそもウェブサイトのどこを改善したらいいのか分からないといったケースには有効とは言えません。
abテストはツールを用いて比較する便利な手法ではありますが、先述した通り、すべての要素にabテストを実施するのは非効率です。abテストを実行するにあたっては、どの要素をテストしたらいいかの選定が大きなポイントとなってきます。
この場合、最もインパクトがあると思われる要素をセレクトするといいでしょう。
また、テストには数日から数週間かける必要があるため、テストにかかる時間も考慮に入れる必要があります。この観点からも、何をテストすべきなのかの選定が重要であると言えます。
ウェブサイトを構築する際、おおまかなデザインだけでなく、このポップアップは右上に配置するのがいいのか、それとも左上がいいのかなど、細かい部分で悩むシーンも多くあるのではないでしょうか。
こういったケースにおいても、abテストはとても有効な手法であると言えます。
膨大な時間をかけることなく、よりスマートなデジタルマーケティングができるabテストをぜひ活用してみましょう。その際には、abテストの特徴を踏まえた、効果的な使い方をしたいものですね。
もしまだabテストを実施していない場合には、アクセス数や収益を改善できる余地があるかもしれません。
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