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2016年4月2日
「リターゲティング広告」と聞けば、名称から広告の一種であろうということは分かります。しかし、なんの広告なのかさっぱり分からないという人も多いのではないでしょうか。
このように言葉や意味が分からない人でも、ネットを利用していれば知らないうちに遭遇しているのがリターゲティング広告です。
こちらでは、リターゲティング広告の基本的なことについてご紹介します。
目次
リターゲティング広告は、ネット上に出てくるディスプレイ広告の一種です。この広告手法は多くのサイトが取り入れており、企業にとってパフォーマンスが高いといわれています。
しかし、利用者側から見ると名称だけでなくシステムがあまり知られていない広告かもしれません。そこで、リターゲティング広告とは何かということをご紹介していきます。
サイトを訪問したときに、そのページとはまったく関係のない商品広告がいきなり現れるという経験をした人は多いでしょう。そのたびに「邪魔だな」と思ったり、「これは前に見たことがある商品だ。なんで関係ないところに?気持ち悪い」と感じたりする人もいるのではないでしょうか。
実はこれらがリターゲティング広告なのです。リターゲティング広告の特徴は、一度あるサイトに訪問した人を追跡して、興味がありそうなものを表示していく手法を指します。
一度、サイトに訪れたり、商品を購入したりした人は、まだ訪れたことのない人に比べてその企業の顧客になる可能性が高い人たちです。そこで、興味を持ちそうなものを何度も表示することで再訪を促したり、購入までもっていったりしようとするのです。
このように多くの人は、気づかないうちにリターゲティング広告を目にしています。
ネットを利用しているユーザーにとってcookieという言葉は、身近なものではないでしょうか。実は、リターゲティング広告とcookieは切っても切れない関係なのです。
cookieは、それぞれが利用しているブラウザごとに記憶されるデータを指します。記憶されるデータは、IDとパスワード、サイト訪問日時や回数、買い物履歴や閲覧履歴などです。
このcookie情報が広告を表示するサーバーに送信され、そのデータから特定されたブラウザを見ている人が興味を持ちそうな広告を表示します。
各サイトがリターゲティング広告を利用するのは、効果があるからです。
こちらでは、その効果がどのようなものかを見てみましょう。
CVRというものをご存知でしょうか?これはコンバージョン率といい、資料請求や商品購入などに関わるものです
。
コンバージョン率とは、サイトに訪問した人が商品を購入したり、資料請求をしてくれたりする率のことを指します。
この割合の全体平均は1~2%といわれており、金融関連で5%、ネット通販などは3%ほどです。この割合からも分かる通り、サイト訪問した人がそのときに実際の行動に移す確率は低いものとなっています。
リターゲティング広告は、訪問時に離脱してしまったユーザーを後追いすることで、あとから購入してくれるように促すものです。離脱後にも表示することにより、商品が気になっていた人が当日ではなく後日行動に移すことが考えられ、それによりCVRが上昇します。
ただし、リターゲティング広告に頼り過ぎると「しつこい」という印象を与え、企業のイメージ低下を招くことがあるといわれています。
サイトを訪れた人の9割以上が何もせず、そのまま離れてしまうというデータがあります。そのため、ユーザーを後追いできるリターゲティング広告は、企業にとって売り上げを伸ばす大きな手段です。
利用するには各配信会社の「リターゲティングタグ」をあらかじめ自分のサイトに設置する必要があります。これは、訪れた人のブラウザにcookieを付与するために必要なものです。
また、タグとともに重要なのは「リスト」です。広告の配信は、付与されたcookieをリスト化することで起こります。
配信会社によりターゲット年齢や強いデバイスなどが違いますので、もし利用することがあるなら特徴を確認するようにしましょう。
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