WEB
2016年5月22日
パンくずリストはサイトを利用するユーザーにとって、自分が今どの階層にいるのかを確認する指標になります。また、SEO施策にも有効なため、しっかり作りこむことが大切です。ここでは、パンくずリストの意味や設置するメリット、作成上のポイントを解説します。
目次
パンくずリストとは、サイト上部に表示されるもので、コンテンツの階層がリスト化されている部分を言います。具体的には、「トップ > Web関連 > パンくずリスト」というように、閲覧者本人が、今どこの階層にいるのか確認できるようになるのです。
パンくずリストという名前は、ヘンゼルとグレーテルに出てくるパンをちぎって道しるべとするシーンが由来となっています。サイトを訪れた人が、自分が辿ってきた道や現在地を確認する、戻りやすくする役割を担ってくれます。
ここでは、パンくずリストを設置するメリットを紹介します。
パンくずリストを設置すると、ユーザーにとっての使いやすさ(ユーザビリティ)を高めることができます。どの階層にいるのか一目で分かりますし、関連事項についてさらに知りたくなった時などにも便利です。使いやすいサイトは、滞在時間も自然と長くなります。
一方で、きちんと設定されていないと使い勝手が悪いですし、同じサイトに長く留まっていたいとは思いません。
分かりやすいパンくずリストが設置されていると、検索エンジンがクロールしやすくなり、その分検索エンジンへの反映も早くなります。できるだけ早く検索エンジンにヒットさせるには、コンテンツを作りこむ前に、パンくずリストの構造をしっかり築いておくことが大切です。
パンくずリストには、構造によっていくつか種類があります。
自分がサイトのどの階層にいるのか、経路や現在地が分かりやすいタイプです。
例えば、「トップ>ブログ>ブログタイトル」といったように、ブログの中にある1つのページにいることが一目で分かります。ブログ一覧に戻りやすいので、他のページの回遊率もアップします。階層が深く大きなサイトに向いています。
ECサイトなど、商品を販売しているページに多いタイプです。
例えば、「トップ > ウィメンズ > トップス > ブラウス」といったように、ジャンル(属性)別に複数のページが枝分かれする際などに使用されます。他の商品を見たいときなどにも戻りやすいですし、属性型タイプも自分の現在地が分かりやすいです。
パンくずリストの中でもあまり人気がないのが、パス型タイプです。ユーザーが現在のページまで、どのような経路をたどってきたのかが表示されます。経路によって表示されるリストも変わっていきます。戻るボタンを押せば同じページに戻れるため、あまり必要のないリストと言えます。
ここでは、リストを作成する上で大切なポイントを2つ紹介します。
ジャンルを細かく分け過ぎている、複雑な構造のパンくずリストは、閲覧者本人が、今どこにいるのかが分からなくなってしまいます。現在地が分かりにくいと、サイトの滞在時間も短くなってしまいます。
一目で現在地が分かる、関連した情報へと移動しやすい、分かりやすい構造のパンくずリストを作成しましょう。
当たり前かもしれませんが、リストの前後に関連性がなければなりません。関連性のないリストは構造を分かりにくくしますし、検索エンジンによるクロールにも影響してしまいます。
例えば、「スキンケア > フェイス > 化粧水」は関連性がありOKですが、「スキンケア >フェイス > ネイル」だと、顔に関係ないネイルが突然出てくるため違和感があります。この場合は、「ネイル」という新しいジャンルを、あらたに加えると分かりやすくなります。
すっきり整理されたパンくずリストは、ユーザーだけでなくSEOにとっても良い効果をもたらします。サイトを運営している側も、どこにどのページがあるのかがすぐに分かりますし、ブラッシュアップもしやすいです。構造に自信がない、どう作ればよいか分からない場合は、有名サイトの構造を真似してみるというのも1つの手です。様々なサイトを参考にして、より良いサイトづくりに生かしてみてはいかがでしょうか。
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